福島県 いわき市 [福島県いわき海浜自然の家]

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1.観測地点の情報
1. 定点観測地点名 JPNFKS002
2. 施設名 財団法人福島県自然の家 いわき海浜自然の家
3. ホームページ http://www.iwaki-nc.fks.ed.jp/
4. 施設の概要
写真

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「とっておきの青い空、未体験ゾーンへのプロムナード」

いわき海浜自然の家は、県内4カ所の福島県自然の家の一つ。平成8年に開所された新しい生涯教育宿泊施設です。

 いわき市北部、太平洋を望む丘の上に位置し、海型(海浜活動)と山型(山間活動)の両方の特徴を合わせ持った施設です。身体の不自由な方の利用についても配慮されており、様々な点で工夫された構造になっています。

 ヤブツバキ、トベラなどの暖地性の植物が分布し、また、極相林として照葉樹林が分布しており、南部のいわき地区海岸低地ではスダジイが見られます。植生区分では暖温帯の北端に当たり、ツルグミやサカキなどこの地域を北限とする植物が多い一方、寒地性植物も分布しており、学術上興味深い地域です。

収容定員(総収容定員 560人)
 本館 300人(10人用和室26部屋 20人用和室2部屋)
 ロッジ160人(16人用10棟)
 テント100人(4人用25張)

5. 住所・連絡先 〒979-0335
福島県いわき市久之浜町田之網字向山53
電話0246-32-7700 FAX0246-32-7730
6. 緯度・経度 北緯37°07′05″・東経140°59′26″
7. 施設の標高 60.8m(いわき市2500分の1の地形図より)
8. 観測装置の高さ +10.7m(地面から観測装置までの高さ)
9. 観測装置の高度 71.5m(海面から観測装置までの高さ)
10. 景観カメラの方位
11. 景観の要素 ・太平洋
・波立海岸・波立薬師
・常緑・落葉広葉樹とアカマツ
・日の出
・沖を通る沿海フェリーのようす
・つどいの広場のようす
12. 装置と設置場所周辺の写真 (a) 装置の全景

いわき・装置の全景

(b) 気象観測装置(地中温度センサー)

いわき・気象観測装置

(c) 景観カメラ

いわき・景観カメラ

(d) 景観カメラからの風景

いわき・景観カメラからの風景

いわき・鳥瞰図
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(e) 記念写真スポット

いわき・記念写真スポット

↑ここに10分間立っていると景観カメラが記念写真を撮影します。




2.地方の気象
1. 福島の気候

 福島県は東西に幅のある立地で、西側より越後山脈、奥羽山脈および阿武隈高地がほぼ平行して南北に走る地形である。地域区分も地形的な影響が大きく、会津(越後山脈と奥羽山脈の間)、中通(奥羽山脈と阿武隈高地の間)および浜通(阿武隈高地東側の海岸地域)という名称で大きく3地域に区分される。

 気候については、阿武隈高地の東西で大きくその様相を異にする。東側の海岸地域である浜通にある相馬、原町、いわき等は海洋性気候のため夏季は気温の日格差が小さく、東風となる海風の影響を受けて過ごしやすい。また冬季は雪が少なく、他の2地域と比較して温暖である。小名浜の年間降水量は約1400mmである。

 中通に位置する福島、郡山、白河およびその周辺地域は盆地である。すなわち海風の影響が少ないため夏季は風が弱く高温となり、夜間の冷却による気温の日格差が大きい盆地特有の気候である。冬季は北西季節風の影響を受け、西側の奥羽山脈に近いところで降雪がみられるが東側は一般に少ない。福島の年間降水量は約1100mmである。

会津は喜多方、会津若松、田島および只見などを包含する地域である。この地域は越後山脈と奥羽山脈に囲まれた山間地域および盆地である。夏季における山間地域は高地のために冷涼である。一方、都市である会津若松や喜多方などの盆地では中通地方と同様に内陸性の盆地気候となるため、夏季において気温の日格差、日中の蒸し暑さが顕著である。一方、脊梁山脈を背にする地形のため、冬季の北西季節風による気温低下が著しく、積雪量とともに他の2地域と様相を異にする。豪雪地域は南西部、越後山脈に面する只見地方であり冬季に降水量が多い日本海式気候である。喜多方における年間降水量は約1300mmである。

福島・地図
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