滋賀県 大津市 [大津市立瀬田小学校]

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1.観測地点の情報
1. 定点観測地点名 JPNSIG001
2. 施設名 大津市立瀬田小学校
3. ホームページ http://www.otsu-seta-e.ed.jp/
4. 施設の概要
写真

 大津市立瀬田小学校は琵琶湖の南端、瀬田の唐橋にほど近いところにあるごく普通の公立小学校です。
児童数は約600名、学年3クラスと障害児学級1クラスの合計19クラス(2001年/H13現在)あります。校区は近年の宅地開発でマンションやアパート、一戸建ての住宅も多く、保護者の多くは京阪神地区へ働きに出ている勤労者の割合が多い傾向にあります。

 南北に長い滋賀県は、北部と南部とで気候ががらりと異なり、特に冬場は対照的な気候になります。北部は日本海からの季節風の吹き込みを受け、積雪も多くじめじめした天気が続きます。南部は太平洋型の気候で、冬場はからりと晴れた好天が続き、積雪もほとんどありません。東海道新幹線の滋賀県の米原と岐阜県の関ヶ原間は毎年冬になると積雪の影響でダイヤが乱れることもしばしばあります。

5. 住所・連絡先 〒520-2141
滋賀県大津市大江四丁目2-1
電話077-545-2581 FAX077-545-8215
6. 緯度・経度 北緯34°58′・東経135°55′
7. 施設の標高 94m
8. 観測装置の高さ +14m(地面から観測装置までの高さ)
9. 観測装置の高度 108m(海面から観測装置までの高さ)
10. 景観カメラの方位 西
11. 景観の要素 ・山
・落葉広葉樹
・日の入り
・地面のようす
12. 装置と設置場所周辺の写真 (a) 装置の全景

瀬田・装置の全景1

(b) 気象観測装置

瀬田・気象観測装置

(c) 景観カメラ

瀬田・景観カメラ

(d) 景観カメラからの風景

瀬田・景観カメラからの風景

滋賀県大津市・鳥瞰図
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2.地方の気象
1. 滋賀の気候

 滋賀県は近畿地方北部にあり、その周囲を福井、岐阜、三重および京都の各府県に囲まれた立地である。県の中央よりやや北側に国内最大の湖である琵琶湖(670平方キロメ−トル)があり、その面積は県全体の約17%に及ぶ。一方、県の北西部には比良山地、東部の岐阜県境には伊吹山地、南部の三重県境には鈴鹿山脈が存在する。平地は琵琶湖南部の近江盆地が県内最大である。立地的な主な特徴は、日本海から比較的近いこと、脊梁山脈の標高が比較的低いことおよび琵琶湖が存在することである。

 気候は琵琶湖を境界として湖北地方と湖南地方におよそ二分される形となるが、県東の伊吹山地から鈴鹿山脈に延びる山間部地域では若干様相が変化する。余呉あるいは木之本などの湖北地方は若狭湾から至近であり、その間に大きな脊梁山脈が存在しないため概して冬季に降水量が多い日本海岸式気候である。一方、大津、近江八幡および彦根などの湖南地方は夏の高温寡雨、および冬季の温暖気候など瀬戸内式気候に近い。

 気温は通年で琵琶湖岸で高く周辺部で低い。夏季は彦根周辺および志賀から琵琶湖大橋付近で高温となり、冬季の低温は北西部の比良山地および東部の伊吹山地周辺で顕著になる。湖南地方において気温が高い理由は、夏季の盆地気候による昇温、冬季の季節風が温暖な琵琶湖の影響をうけて低温緩和が生じるためである。季節風については夏季の「さき風」と呼ばれる南東風、冬季の「比良おろし」とよばれる北西季節風などが有名である。

 降水量については湖北と湖南地方でその差異が明確である。滋賀県における冬季の降水量は北部に顕著であり、その分布は緯度に従順である。それは湖北の余呉は大津の約6倍の降水量がみられることでも明らかである。また夏季は琵琶湖および湖南地方を含む県央地域で降水量が少なく周辺山間部に多い。通年では北部および周辺山間部において多く、近江盆地で少ない傾向がある。湖北の余呉における年間降水量は約2500mm、湖南の大津では1700mm程度である。また近江盆地南部では1600mm以下になる地域もある。

滋賀県大津市・地図
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